この間、娘の通う幼稚園で、園の先生と保護者数名によるグループ懇談があって妻が行ってきたのですが、
その中で先生から
「あなたのこどもの自慢できるところはどういうところですか?」
という質問があったそうです。

あるグループでは、一人のお母さんが「うちの子は算数ができる」というような回答を皮切りに、「それだったらうちの子は漢字が読める」だとか、その後そのグループは競って子供の自慢大会のようなカタチになだれ込んでしまったとか。
先生達もさぞかし困ったことだろうと思う。だって、幼稚園生だよ。

うちの妻は、「うちの子はとにかく人が好き、というところがいいところだと思う」と答えたそうです。
うんうん、そうなんだよ。
幼稚園生が算数が出来ようが、漢字が出来ようが、英語が出来ようが、それは多少の遅いか早いかという差でしかない。きっと、その差なんてあと数年で無いと同じぐらいの差になってしまうだろう。でも、人が好き、人付き合いが好き、コミュニケーションが大好きというのは、一生ものだ。間違いない。

僕は、よく思う。
人と気持ちよく会話を楽しめる人間は、大抵の悩みなどなくなってしまう。っていうかそれ以上の悩み解決法はないんじゃないかってぐらいの劇的な解消方法だと。そして人生を楽しむ上でこれ以上のツールは無い。
ブログとか、インターネットにまつわるものは、その人間と人間の会話という圧倒的なものを薄めたようなものとして存在しているんだと思う。
だから、最終的に、実際に「会う」「会わない」が大きな問題として出てくるのがネットのよくある風景だ。

コミュニケーションが不得手で、世間話の仕方も未だによく分からず、ウジウジ悩んでばかりいる代表の僕が言うんだから間違いないよ、それは(これは、笑えない)

ちなみに、妻に「こどもの自慢できるところはどういうところですか?」と同じ質問されたらあなたはなんて答えるの?と聞かれたのでモチロンこう答えました。



「え、う、うん、す、すべて、です」